組込みソフトウェア開発技術者のニーズは年々高くなる一方、進歩の早い技術の習得、ハード、ソフトウェアの基礎となる技術の習得と、組込み技術者が持っていて欲しい技術知識は膨大です。組込み技術を効率良く学ぶことで、知識の底上げと技術を正確に理解することができます。組込み基礎力を向上することが、現場のコミュニケーションを円滑にすることも可能です。また、組込みソフトウェア技術者試験クラス2に対応したカリキュラムなので知識の証明にも役立ちます。
■教材内容
章名 | 主な研修内容 |
---|---|
1章 組込み技術概要 |
組込みシステム概論 |
2章 技術要素 |
組込みシステムの特徴、リアルタイム性、クロス開発環境、 組込み機器概要、通信機能、RTOS概要、基本ソフトウェア、 オブジェクト指向モデリング 他 演習の実施(課題1-5) |
3章 開発技術 |
詳細設計、モデリング、組込み開発V字モデル、コード作成、 構造化プログラミング、ソフトウェアテスト、レビュー、 テスト技法 他 演習 |
4章 管理技術 |
品質管理概論、プロジェクトマネジメント、コミュニケーション、品質マネジメント、開発プロセスマネジメント、構成管理・変更管理 他 |
5章 受験対策 |
組込みソフトウェア技術者試験クラス2 受験のポイント解説 |
制作協力:ET教育フォーラム
講師紹介:越川恒俊
【 略歴 】
青山学院大学 理工学部物理学科修士課程修了
富士通株式会社入社OSの設計開発、パソコンソフトサポート、組込みソフトウェア技術支援業務を経て、組込みソフトウェア開発技術講師と教育企画を担当する。
現在はソフトウェアおよび組込みソフトウェア開発技術の講師。情報処理技術者試験委員(1995年~2007年)。
著書に「わかる!組込みソフトウェア技術(アイテック)」、「組込みソフトウェア技術者試験クラス対策実践問題集(日経BP)」 など。
【 推薦の言葉 】
携帯電話や家電製品、自動車をはじめ、さまざまな電子機器は、コンピュータで制御する組込みシステム無しに成立しない時代になっています。今や、あらゆる製品にコンピュータが組み込まれ、製品相互にネットワークで結ばれる環境になってきています。こうした製品の多様化、高機能・多機能化に伴い、短期間で高品質なソフトウェア開発を行うための組込みソフトウェア技術がますます求められるようになっています。
経済産業省が2008年に公表した組込み産業実態調査の結果では、組込みソフトウェア技術者数は約24万人とされ、それでもなお9万人近く不足しているという結果でした。組込みソフトウェア技術者の育成は、ものづくり立国日本として取り組むべき喫緊の課題であります。
本研修教材開発者の越川恒俊氏は富士通では開発技術者として、富士通ユニバーシティでは後進の育成に取り組んできた実績をおもちです。また、マイクロコンピュータ応用技術者の育成から始まり、組込み技術者の育成に至るまで、20年以上も前から共に取り組んできた盟友でもあります。
IPAが策定したETSS(組込みスキル標準)組込みソフトウェアエンジニアのスキル分布特性のスキルカテゴリをベースに開発された本研修教材が、組込みソフトウェア技術者育成のために知識習得の一助になれば幸いです。
大原茂之(東海大学専門職大学院 組込み技術研究科教授、IPA/SECリサーチフェロー)
JASA組込みソフトウェア技術者試験
【 OS 】
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Macintosh OS Ⅹ EI Capitan
【 Webブラウザ 】
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Mozilla Firefox
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