【目次】
- ビデオポッドキャストがもたらす「リーチ拡張効果」
- 融合する知的財産の「蓄積」こそ資産
- 自分の証明は「しゃべること」で済む時代に
- まとめ
【記事概要】
近森満氏がほぼ1700回に迫る音声配信の進化を振り返りながら、音声コンテンツから「ビデオポッドキャスト」へのアップデートについて熱く語る。
今回のテーマは「インターネット上のストックコンテンツはその人の個性」。
Spotifyを始めとする音声プラットフォームの変化、動画配信へのシフト、自身の試行錯誤、そして生成AIとの融合による情報発信の未来までを網羅。
視覚と音声の両軸を活かした情報発信のメリットや、ビジュアル面での工夫、コンテンツの蓄積によるAI学習の恩恵などを交えながら、配信者としての“進化”と“幸せ”を等身大で語るエピソードです。
動画時代の音声発信がもたらす可能性を、等身大の視点と実践で提示する本エピソードは、DX推進担当者や情報発信を始めたいビジネスパーソンにとって、きっと勇気とヒントをもたらしてくれるでしょう。
【著者情報】
こんにちは、IT・DX教育サービスの株式会社サートプロ 近森満です。
www.certpro.jp/blogs/dx_chikamori/
当社では「DX推進人材教育プログラム」として初回無料のオンラインによるコンサルティングを提供しています。DX推進や人材育成のご相談をお待ちしています。
www.certpro.jp/dxconsulting/
音声配信の「次」へ、Spotifyビデオポッドキャストという選択
「ついに、Spotifyでビデオポッドキャストはじめました!」
ほぼ1700回に迫る音声配信したという記録の中で、今、私は大きな転機を迎えています。
そう、音声だけの世界から、映像を伴う世界へジャンプしたのです。
最初は正直、半信半疑でしたよ。「しゃべるだけで十分?伝わっているつもりなのに、見せる必要ある?」ってね。でも、やってみると見えるからこそ伝わるもの、広がる可能性があるんですよ。
動画化の本音と葛藤
「見せる自分」との付き合い方
とはいえ、ビデオポッドキャストに挑戦するって、楽なことばかりじゃありません。
例えば…
服装――Tシャツやパーカーで「DXを語るビジネスマン」として大丈夫?
髪型――スタイリング剤つけてないと「だらしなく見えちゃうんじゃ?」
背景――自宅の一角で撮ってるけど、生活感ダダ漏れじゃん!
とか、気にし出したらキリがない。
でもね、そうした不完全さも含めて「近森満らしさ」なのかなとも思ってます。見栄を張らず、素のまま伝えられることこそ、いま求められているコンテンツの「質」だと思うんです。
コンテンツの変化
しゃべるだけじゃ、もう物足りない?
音声配信をずっと続けてきた私が思うのは、コンテンツに「足す」ことで伝達力が劇的に変わるってこと。
だから、ビデオポッドキャストには、
・パワーポイントのスライド
・自作の資料
・AIツールで図解したグラフィック
などを挿入して、視覚的にも理解が進むよう工夫しています。
使っている生成AIツールの中では「Napkin AI」が優秀で、アイデアを一瞬で図解してくれるのでスライド作成の時短にもなってるんですよ。
AIで進化するスライド作り
たとえば、「DX企画の流れ」を一から説明するなら、以前ならテキストだらけのスライドを自作してました。
でも今では、Napkin AIに入力するだけで図解が出てきます。
それを配信で使えば、一目で全体像が伝わるんです。
これは視覚と音声の相乗効果。
聞いてもらいながら見てもらうと、理解も納得感も段違いです。

NAPKIN AIで生成
自然体で続けられる配信スタイル
最強の習慣化メソッド
そもそも私、原稿なんて作りません。ネタもなし、ぶっつけ本番がほとんど。なのに毎日15〜20分話し続けられるって、それは私の特徴だし、それだけ思いが溢れてるからなんでしょうね、ある部分では。
だからこそ、それが「私の個性、残したい記録」なんです。
そして、視聴者数が一人、また一人と増えていく…。
肌感覚でわかるんです、今、誰かに届いてるって。
最初は一日20人ほどだったのが、最近では10人単位で増えてきて、週で見ると70人、100人…。それって、小規模な講演会を毎日開いてるのと同じ。
これ、すごくないですか?
ビデオポッドキャストがもたらす「リーチ拡張効果」
音声コンテンツって、実は「発見されにくい」んです。
YouTubeやInstagram、TikTokみたいに「おすすめ」表示がないから、検索されなきゃ出てこない。でもビデオ付きにするだけで、Spotify内のレコメンドに乗りやすくなる。
つまり、自動で「紹介される側」に入れる可能性があるってこと。
これは、継続して配信している人にとっては大きな武器になります。
融合する知的財産の「蓄積」こそ資産
DX❌️AI❌️近森満
音声配信を始めてほぼ1700回。
そのすべてがSpotifyやクラウド上に「資産」として溜まっている。
しかも最近では、それをAIが勝手にテキスト化→意味解釈→文脈化してくれる。
つまり、ChatGPTやClaude、Geminiなどに「近森満ならどう言う?」って聞くと、勝手に近森イズムを再現してくれるようになる。
AIが再現する近森満の思考法
試しに「日本のDXの課題について近森満風に答えて」と入力してみると、「人材不足ではなく教育不足、テクノロジーよりもマインドセットだ!」といった文章が返ってくる(笑)
これって、過去の私の音声やテキストから学んだAIが「人格コピー」してるってこと。
もうこれは、近森満の「個性の魚拓」「デジタル・ミイラ」かもしれません(笑)
自分の証明は「しゃべること」で済む時代に
だから私は言います。
「テキスト打つのが面倒なら、しゃべればいい」
5分でも、10分でもいいから、音声に残すだけでAIが全部やってくれる。
それが未来のブランディングであり、思考の資産化。
テキスト起こし、編集、ブログ化…全部AIが勝手にやってくれる。
私はただ喋るだけ。
それだけで、インターネットに近森満の考え方が刻まれていく。
まとめ(企画書のネタ):
ビデオポッドキャストという最強の習慣化ツール
音声配信+動画=広がる伝達力×深まる個性
この方程式こそが、これからのDX企画書のネタ帳の起点になっていきます。
・動画はおススメに載りやすく拡散力が高い
・音声は毎日続けられる軽さが魅力
・スライドや資料を添えれば理解が深まる
・AIがテキスト化して、ネット上に蓄積される
・それが「個性の魚拓」、「デジタルミイラ」になる
つまり、これはDX時代の自己ブランディング・モデルなのです。
自分が「何者か」を伝えるなら、喋ればいい、動画にすればいい、AIに任せればいい。
「インターネット上のストックコンテンツはその人の個性」!
さいごに
いかがでしたでしょうか?
すこしでもみなさまの気づきになれたのであれば幸いです。
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ではまた。
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生成AI導入を検討させている方は、こちらもご覧ください。
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【著者紹介】
近森 満(ちかもりみつる)
株式会社サートプロ 代表取締役CEO
IT技術者の教育支援と人材育成を専門とする事業化コンサルタントとして、2006年に株式会社サートプロを創業し、IoT検定、+DX認定、アジャイル検定などの資格制度を創出。独自の技術者向け教育研修の開発に定評があり、実践的なスキル向上を支援。経済産業省DX推進ラボおよびIoT推進ラボのメンターとして、自治体や中小企業のDX推進を支援。近年は超知性ASIスキル可視化にも取り組み、次世代技術の普及に注力している。
一般社団法人 IT職業能力支援機構 理事長(Android資格)
電気・電子系技術者育成協議会 副理事長(E検定)
IoT検定制度委員会 事務局長(IoT検定+DX認定)
ET教育フォーラム 合同会社 代表(コンテンツ制作)
経済産業省 地方版IoT推進ラボビジネス創出事業メンター(IoT支援)
経済産業省 地域DX推進ラボビジネス創出事業メンター(DX支援)
デジタル庁 デジタル推進委員(デジタル化支援)
DX事業共同組合 設立理事(DX推進)