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教え方が上手い人の8つの特徴とは?誰でも実践できる「伝わる教え方」のコツ

2025年3月23日

【目次】

  1. 7)専門用語をわかりやすく説明する
  2. 8)フィードバックとフォローを行う
  3. まとめ:伝わる教え方のポイント

 

【記事概要】

教え方が上手い人には共通する8つの特徴があります。
本記事では、教育や指導の場面で効果的に伝えるためのポイントを解説します。

まず、教え手が相手の知識や経験を確認し、適切な前提を設定することが重要です。次に、範囲を明確にし、伝えるべき内容を整理することで、相手が理解しやすくなります。さらに、話の構成を工夫し、視覚的な補助を活用することで、情報の定着を促進できます。情報量や話すスピードの調整も必要であり、専門用語をわかりやすく説明する配慮が求められます。最後に、適切なフォローアップを行うことで、学習効果を高めることができます。

本記事では、これら8つのポイントを具体例とともに紹介し、誰でも実践できる「伝わる教え方」のコツを伝授します。

 

【著者情報】

こんにちは、IT・DX教育サービスを提供する株式会社サートプロの近森満です。
※近森満に関して詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
www.certpro.jp/blogs/dx_chikamori/

当社では、DX推進人材教育プログラムとして初回無料のオンラインコンサルティングを提供しています。DX推進や人材育成のご相談をお待ちしています。
※オンラインコンサルにご興味がある方は、こちらをご覧ください。
www.certpro.jp/dxconsulting/

 

【海外の仕事で教えてもらった「3T」】

海外の研修会社に居た頃、Train the Trainer (先生の先生)に教わった研修のTipsで「3T」というのがあります。
それは以下のように教えたいことを3回のタイミングで聞き手に伝える手法です。

①これから何を話すのかを伝える。
②今話していることを伝える。
③そして、何を話したのかを伝える。

これって、何にでも使えますね!
さて、余談になりました。

 

 

教え方が上手い人の8つの特徴とは?

誰でも実践できる「伝わる教え方」のコツをお伝えします。

 

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1)相手の前提を確認する

教え方が上手な人は、まず相手の知識レベルや経験を把握します。

これは「前提の確認」とも言えます。相手がすでに知っていることを繰り返し説明するのは無駄であり、逆に前提知識がないのに専門的な話を始めてしまうと混乱を招きます。

例えば、DXのセミナーを行う場合、参加者がすでに基本概念を理解しているかどうかを質問し、それに応じて話の内容を調整することが大切です。

 

 

2)ゴールと範囲を明確にする

「今日は何を学ぶのか?」を明確に伝えることが重要です。話の全体像を先に示し、どの部分に焦点を当てるのかを説明することで、受け手は学習の流れを理解しやすくなります。

例えば、「本日のゴールは、生成AIの活用方法を理解し、実際に簡単なプロンプトを作成できるようになることです」と冒頭で伝えれば、相手も学習の方向性を把握しやすくなります。

 

 

3)構成を工夫する

わかりやすい話し方には「構成」が不可欠です。スティーブ・ジョブズのスピーチのように「3つのポイントがあります」と提示するだけでも、受け手は話を整理しやすくなります。

特に、情報量が多い場合は、ポイントごとに区切ることで、相手の記憶に残りやすくなります。

 

 

4)置き換えや図解を活用する

抽象的な概念を説明するときには、具体例や図解を活用すると理解が深まります。

例えば、「DXとは?」という説明をする際に、「紙の書類をデジタル化することだけがDXではない。コンビニの無人レジや、AIを活用した自動運転などもDXの一例です」と、身近な例を用いることでイメージしやすくなります。

 

 

5)情報量を適切に調整する

話す内容が多すぎると、受け手は消化しきれません。逆に情報が少なすぎると、学習の深みが不足します。適度なバランスを保ちながら、相手の理解度を確認しつつ進めることが大切です。

 

 

6)スピードを調整する

早口で話すと情報が伝わりにくくなりますが、逆に遅すぎても退屈に感じられます。相手の表情や反応を見ながら、適切なスピードを心がけましょう。

 

 

7)専門用語をわかりやすく説明する

専門用語を多用すると、相手はついてこれなくなります。例えば「生成AI」を説明する際に、「人間が質問を入力すると、それに対してAIが文章や画像を作り出す技術のことです」と簡単な言葉で置き換えると、初心者にも理解しやすくなります。

 

 

8)フィードバックとフォローを行う

最後に、教えた内容がしっかり伝わっているかを確認し、必要に応じてフォローアップを行いましょう。質問を促したり、簡単な振り返りをすることで、学習の定着を図ることができます。

 

 

まとめ(企画書のネタ):伝わる教え方のポイント

教え方が上手な人には共通の特徴があります。それは、前提を確認し、ゴールを明確にし、情報を整理し、わかりやすく伝え、相手の理解度に応じたフォローを行うことです。

これらのポイントを押さえれば、誰でも「伝わる教え方」を実践できるようになります。DX推進の現場でも、人材育成や社内教育に役立つスキルとなるでしょう。

 

 

さいごに

いかがでしたでしょうか?

少しでも皆さまの気づきになれたのであれば幸いです。

DX推進担当者の育成やIT教育研修でお悩みがあれば、ぜひ初回無料のオンラインコンサルティング「DX推進人材教育プログラム」にご応募ください。必ずお役に立ちます。
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生成AI導入を検討させている方は、こちらもご覧ください。
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【著者紹介】

近森 満(ちかもりみつる)
株式会社サートプロ 代表取締役CEO
IT技術者の教育支援と人材育成を専門とする事業化コンサルタントとして、2006年に株式会社サートプロを創業し、IoT検定、+DX認定、アジャイル検定などの資格制度を創出。独自の技術者向け教育研修の開発に定評があり、実践的なスキル向上を支援。経済産業省DX推進ラボおよびIoT推進ラボのメンターとして、自治体や中小企業のDX推進を支援。近年は超知性ASIスキル可視化にも取り組み、次世代技術の普及に注力している。

一般社団法人 IT職業能力支援機構 理事長(Android資格)
電気・電子系技術者育成協議会 副理事長(E検定)
IoT検定制度委員会 事務局長(IoT検定+DX認定)
ET教育フォーラム 合同会社 代表(コンテンツ制作)
経済産業省 地方版IoT推進ラボビジネス創出事業メンター(IoT支援)
経済産業省 地域DX推進ラボビジネス創出事業メンター(DX支援)
デジタル庁 デジタル推進委員(デジタル化支援)
DX事業共同組合 設立理事(DX推進)
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